今年の技能実習生・第2陣が五島列島に上陸!
7月某日、長崎は今日も雨だった・・・わけではありません。見てください!この梅雨のド真ん中に晴れ渡る貴重な青空!この日、福岡で約1か月間の入国後講習を終えた介護技能実習生8名は、大きな期待を胸に実習実施者が待つ介護福祉施設へ旅立っていきます。今回8名のうち2名は、実習先企業の職員さんが直接迎えにきて配属先まで一緒に、また残り6名は、長崎県ごとう人材確保・育成協同組合の職員と一緒に、彼女たちの配属先がある五島列島へ移動します。
朝7時、来日してから1か月を過ごした福岡技能実習生研修センターを後にして、福岡市内の高速バスターミナルに向かいます。ここから長崎市内まで約2時間のバスの旅。高速バスのFree Wi-Fiを使って「全員バスに乗りました!」とか「今、出発しました」とか「とても気持ちいいバス」などなど、道中こまめにLINEを送ってきてくれた彼女たち。適応力が高いです!
一方、ごとう人材の職員は彼女たちの到着を待つべく、五島列島へ向かう船のチケットを用意します。
そうこうしているうちに福岡からの高速バス「九州号」が到着。実習生6名がバスから降りてきました。1年以上前から知っているのに、実際に会うのはこの時が初めて。ちゃんとお辞儀をして丁寧な日本語で挨拶してくれました。感無量です。
さて次に向かうはここから徒歩約10分の長崎港ターミナル。島民にはお馴染みのゆめタウン夢彩都(渋谷スクランブル交差点の長崎版といったところ)が見えれば長崎港まであと少し。
また、福岡からの手土産もいただきました。「福岡は明太子が有名ですから、そのお菓子です」と言って手渡してくれました。細かい気配りのみならず、そんなことまで知ってるの~?と職員もタジタジ。1か月の入国後講習の間に、日本語だけでなくそこまで学ぶとは・・・すごい吸収力!
さて、今回引率した6名のうち、海のそばに住んでいたのは1名のみ。あとの5名は内陸部の出身で、海をあまり見たことなく船に乗るのも初めてだそう。観光用の船の前で記念撮影です。
・・・からの、SNSアップ。会話することなく一心不乱にスマホを見つめる姿は万国共通の現代っ子ですね。
ここで技能実習生は二手に分かれます。一足先に長崎を後にし、高速船で新上五島町の有川港に向かう4人と、その30分後に五島市福江港に向けて出航する2人。1か月共に過ごした仲間が乗り込んでいった船に向かって、桟橋の先端でいつまでも手を振る2人の眼には涙が浮かんでいました。
感傷に浸る間もなく、ごとう人材の職員と残りの実習生2名は福江港へ。
福江港では、配属先の代表取締役が手作りの横断幕を広げて、今か今かと待っていて下さっていました。
実は福岡で一足早く実習先の社長と初対面を果たしているふたり(初対面の記事はこちら)。にこやかに出迎えてくれた実習先の社長の顔を見てホッとしたよう。これから3年間、たくさんの経験を重ねて欲しいです。
・配属先
スリランカ技能実習生 介護老人保健施設つくしの里(社会福祉法人秀峯会)
ミャンマー技能実習生 養護老人ホーム朝海荘(社会福祉法人清和会)
ミャンマー技能実習生 デイサービスセンターやまうち(株式会社デイサービスセンターやまうち)
ミャンマー技能実習生 特別養護老人ホーム啓寿園(社会福祉法人福壽会)