私たちごとう人材では色々な国から多くの外国人実習生を受入れています。
遠く母国を離れはるばる日本にやってきた実習生たちの声、
また実習生たちを受け入れた企業の担当者さまの声をご紹介します。
養護老人ホ-ム朝海荘
外国人技能実習生&技能実習指導員 対談
- 社会福祉法人清和会様
- 職種:介護
- 受入開始:2020年10月
- 受入国:ミャンマー
介護職の技能実習生としてミャンマーから来日したウィンさんと初めて外国人技能実習生を受入れることになった実習指導員が1年を振り返ります。
- ー仕事の内容と、朝起きてから寝るまでのウィンさんの一日をおしえてください
- ウィン:昼番だと朝6:00におきて身支度を整えて7:30に家を出ます。出社したらまず引継ノートを読んでからシフトに入ります。例えば「特2シフト」の場合だと食事介助や口腔ケア、着替えなど利用者さんの介助を行います。17:30に仕事が終わり帰宅してから夕食。その後は日本語の勉強をしたり国にいる家族とスマホで話したりした後、10~11時頃に床に就きます。
- ー実習生を迎えるにあたって、事前にどんな準備をしましたか?
- 指導員:ある日、上司から「技能実習生を受入れるので試験を受けて欲しい」と言われたのが始まりです。初めてのことなので「そもそも技能実習生とは」からスタートです。制度はもちろん、指導員の役割など勉強しました。それと、ミャンマーから来ると聞いたので、ミャンマーの国の文化・歴史や習慣、簡単な挨拶程度の言葉を覚え、またそれらを職場の関係者とも共有しました。
- ー実習先での初出勤のことを覚えていますか?
- ウィン:配属1日目に仕事の現場を案内されましたが、会話が方言(五島弁)なので自分たちの言葉がちゃんと通じるのか不安になったことを覚えています。勉強してきた標準語と全く違うので話していることがよくわからず「すみません、もう1度ゆっくり言ってください」と当時は何度も聞き返しました。今はもう五島弁をマスターして利用者さんとも方言を交えて普通に会話しています。
- ー逆に指導員さんは実習生にどんな印象を?
- 指導員:日常会話においては十分な日本語力があるのですが、介護職ということもあって、本当に理解しているのかどうかを言語上だけではなく行動と結びつけて一つ一つ繰り返し確認するようにしています。それから彼女たちは心が優しいので職員が忙しそうにしていると遠慮して聞いてこないこともあるんですよね。ですから、なるべくそういう気遣いをさせないように、自分たちの言動にも気を付けています。
- ー日本に来て一番うれしかったことは何ですか?
- ウィン:ひな祭りの日ということで記念に着物を着せてもらって写真を撮ってもらったことがとても嬉しかったです。
- ー反対に悲しかったことは?
- ウィン:やはりコロナで行動制限がかかってしまってやりたいことがなかなかできないこと。お茶とか陶芸とかヨガとか挑戦してみたかったんですけど残念です。
- ー実習生が来たことによって一番変わったことというのは何ですか?
- 指導員:職員や利用者さん含め、施設全体がパッと明るくなりましたね。彼女たちが出勤しない日は利用者さんも寂しがっていますし。それと、職場の風通しが良くなったように感じます。本人たちから直接聞かなくても「昨日は○○だったみたいね」と別の職員さんから話がまわってきたり、彼女たちを中心として様々な情報を共有する機会が増えたと思います。
- ー最後に将来の夢をおしえてください
- ウィン:母国に帰ったら、日本で学んだことを自国の人に伝えたい。仕事のやり方など異なる点も多く、「こういう風にしたら効果的」「こういうやり方はどう」といったように技術や知識を多くのミャンマー人とシェアして自国の発展・向上につなげたいと思っています。
受入企業様の声
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長崎県五島市でさつまいも等の農作物を栽培、その原材料を使った食品を販売している株式会社アグリ・コーポレーションの佐藤社長にベトナム人実習生についてお話を伺いました。
- ーまず、どのような会社なのかを教えてください。
- 佐藤社長:わたしたちは日本の最西端にある長崎県五島市でさつまいもや大麦・小麦類を栽培し、それらを原材料としたベビーフードやバター、さらにはペットフードなどの商品を開発・販売している会社です。有機JAS認証も取得し、環境に配慮したオーガニックな街づくりを目指しています。
- ー2018年9月に初めてベトナムからの技能実習生を受入れていますが、そのきっかけを教えていただけますか?
- 佐藤社長:私共の会社は五島市内のあちこちに見られる耕作放棄地や地域の廃校になった学校を再利用しながら野菜類の生産をしていますが、栽培面積の拡張にともなう会社の規模拡大というのが背景の一つにあります。また、当時は社員の平均年齢が高い傾向でしたので、将来を見据え意欲のある若者に引っ張って行ってもらいたいという思いもありました。
- ー実際にベトナムからの実習生を迎えてどう感じていらっしゃいますか?
- 佐藤社長:非常に優秀ですよ。日本で学ぼうという意欲を持って来ているのでガッツがありますよね。教えたことを覚えて実践する、つまりインプットしてそれをしっかりアウトプットするという能力に長けていて、そのレベルの高さは平均以上だと感じています。
- ーむしろ社長ご自身に人を見る眼があるかと思うのですが、面接のポイントにしたことは何ですか?
- 佐藤社長:まず、実際に面接の現場に出向いて直接会う、ということですね。今は新型コロナ感染症のこともあって難しい側面もありますが、自らが足を運ぶことによってこちらの本気度が相手にも伝わると思うんです。それと実家が農業をやっているかどうか。やはり幼少期から我々と同じ職業に接する機会があったほうが断然有利です。そして最後に協調性や自立心が育っているかという点で兄弟が多いか、軍隊経験はあるか、といったことも参考にしますね。
- ーなるほど。ユニークな視点ですね。実際にベトナム人と働くようになって、職場は変わりましたか?
- 佐藤社長:まず明るくなりましたね。飲み会とか社内の交流の場でも彼らがいるとパッと雰囲気が変わるんです。それと、何事もしっかり言葉で表現するようになりました。言わなくてもわかってるよね、は彼らに通用しません。ゴミが落ちていた、という些細なことも食品を扱う我々にとって重大ですから、小さなことも報告があがってくるようになり、コミュニケーションが活性化しています。
- ー外国人技能実習生のための制度を設けたり、特別なサポートはおこなっているのでしょうか?
- 佐藤社長:基本的に国籍は関係なく平等に働く職場を目指しているので、特別な制度を設けているわけではありません。ただ、日本語力だけはどうしても日本人より劣ってしまうので地元の日本語学校への通学できるようサポートしています。つたない日本語ですが一生懸命伝えようとする姿勢をみると何とかしてあげなきゃというね(笑)
- ー他にはどんなことを?
- 佐藤社長:技能実習制度にはその修得度を測るため定期的に試験を受ける必要があるのですが、それに合格できるように試験前になるとウチの指導員がつきっきりで手厚く教えてますよ。時には教材も手作りして座学をしています。ちょうどこの間、試験結果が届いたんですが、実技100点満点の実習生もいましたよ。
- ーそれはすごいですね。最後に外国人採用について、今後の方針を教えてください。
- 佐藤社長:現在の我々の会社規模ですと実習生の人数も限定的ですが、今後は事業拡大して最大受入れ人数まで継続的に採用していきたいと思っています。将来のことを考えて新たな住居探しもしていますしね。
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皆さんよく頑張ってくれています。笑顔が素敵で誰に対しても優しく丁寧な対応で、また勉強熱心でもあります。
受入れる前は言葉や文化の違いなどの不安がありましたが、実際に受け入れてみるとその不安は徐々に解消されていきました。
彼女たちは何事にも一生懸命に取り組み、その姿を見ているこちら側が逆に教えられることが多いと感じています。
今ではお互いに積極的にコミュニケーションをとっており、職場の雰囲気も変わったように思います。
受け入れた外国人の皆さんには、少しでも長く私たちの施設で過ごしてもらえることを望んでいます。
私たち施設職員も外国人材を受け入れるための制度や文化などを理解し、お互いが幸せになれる関係性を築いていきたいと思っています。
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来日当初は日本語が通じない部分が多く、こちらも初めての外国人受入れということで、どうしたらいいのか戸惑った部分もありましたが、彼女たちは前向きで仕事を覚えるのが早く、また率先して仕事を見つけて行動する力があります。
施設のイベントにも積極的に参加し、ご利用者様の笑顔も増えたように感じます。
他の職員やご利用者様との関係性も非常によく、今では立派なメンバーの一人として実習に励んでくれています。
私たちの施設では、外国人技能実習生の受入れを定期的に行う予定にしています。
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海外から来た実習生2人とは、部屋に来て加湿器の水を入れたり、お風呂の介助をしてくれる時によく話をしています。
彼女たちが話す言葉自体は日本人と変わらないしとても上手なので、たくさん勉強したんだなと感心しています。
たまに英語で「I love you」とか冗談を言い合うのが楽しいです。
彼女たちは仕事も早く、テキパキとこなしているのは、見ていて気持ちがいいです。
遠い国から来て、よく頑張っているなと思います。
技能実習生・特定技能外国人の声
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わたしはコロナで日本にくるのがおそくなりました。マニラで日本ごをべんきょうしながら、2ねん待ちました。
ここは、みどりがたくさんで、とてもしずかでPeacefulでだいすきです。
にほんにきて、かいごをまなんで、がんばります。
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- ー仕事で頑張っていることは何ですか。
- Bさん(女性)30代:私は介護のお仕事に関して全部頑張っているですけど一番頑張るのはご利用さんたちのおせわをするときに優しくして幸せようにがんばっています。
- ー自分の職場や仕事で好きなところは何ですか?
- Bさん(女性)30代:私はご利用さんたちとお話してコミュニケーションをするのが好きです。
- ーミャンマーに帰って何をしますか?
- Bさん(女性)30代:私はお国に帰ったら自分のBusinessをしながら日本から習ったいろいろな介護のやり方を使用して介護のVolunteerをするつもりです。
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僕は2018年ベトナムから農業の技能実習生として日本に来ました。
技能実習がおわったときは、コロナがいっぱいで、帰国できなかった。
だから会社の社長と、組合と話して特定活動になった。
特定活動が終わって、他の経験もしたいから、食品加工の特定技能になって五島をでました。
でも新しいしごとは覚えるがたいへんで、だれも知らない人だしさびしいだから、もいちど五島にきた。
今は、まえの会社で友だちやしごとのなかまといっしょにはたらいています。
もとがんばります。